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2009年10月 5日 (月)

MONGOL800、初のフェス

 MONGOL800主催のフェスが沖縄で開催された。詳しい詳細はコチラで→http://www.www800.asia/index.html

 島民100万人の島でナント驚くべき、1万人越えの集客。この数字が一体どれだけスゴイかと言うと、例えば大阪で比較するならば府の人口が800万人強なので単純に8万人!京阪神を併せると20万人規模に値するのであります!以前沖縄の人に「幾ら人気のあるアーティストでも沖縄で1万人はとても集客できない」と聞いてもいたので「これはナニかが起こっている」と思いモンパチ担当の男湯と二人、この世で一番嫌いな飛行機に乗って開催前日沖縄に向かう。着いたら、まだ「夏」だった。陽射しは熱く30度、しかし夕方以降は風も吹き、過ごし易い。10月の沖縄、イイじゃないですか!

 レンタカーを借り、島の真ん中やや南、読谷(よみたん)へ夕方到着。さとうびき畑と海に挟まれた会場は、そのロケーションだけで「これは良いイベントにならない筈はない」と予感させてくれるには充分の場所だった。丁度、モンパチがリハ中、音量もバッチリ!夕陽もバッチリ!主催のPMエージェンシーの皆さんに挨拶。聞けばこの後、出演者の皆さんが全員揃うので近くのテラスで「Welcom Party」を行うとのこと。便乗、同席させて頂く。みんなでBBQ・・・といってもこのタタ者でない顔ぶれが揃うと、改めて凄い!横と縦、双方の幅が実に広いのです。小田さん、古謝さんにホルモン、DOBERMAN、LIP SLYME、JUJU、ジッタリン・ジン、サンボetc・・・ここだけ見ると「なんのイベントだぁ、こりゃ???」というモノなんですが、モンパチ3人の人徳と好奇心と結成11年目のキャパシティがこの奇跡的な光景に現れてると思います。皆さんが挨拶していって、歓談して・・・実に雰囲気がいい!この時点で明日の成功は、半分以上は確信出来ました。あとは天気くらい?

 翌日お昼14:30、サンボマスターからスタート!オールナイト公演なので開演もこれくらいの時間。曇りで過ごし易く、天気予報は夜半から雨だけど、この時点では絶好に近いお天気。アタマからサンボって、いきなりトップギアですが・・・ドアタマから泣かされかけ(ビジョンであの顔がアップになってくれるおかげで泣かずに澄んだ)、ナニすんだよぉ~山口君。いきなり、早くも会場がひとつになってしまいました、ひとつにしてしまいました。あっぱれな3人でした。やっぱサンボ好きですわ、僕。

 その後、ジッタリン・ジン、ホルモン、DOBERMAN、ドラゴン、山嵐・・・濃い過ぎ!前半は、若者向け中心なんだろーけど。誰やぁ!こんなスケジュール組んだ3人わぁ!サイコーやないかぁ!!

 そして前半戦の最後が圧巻の声、小田さん。モンパチとのコラボも2曲やったりして。。。もう、なんなんだろ、このイベントは・・・バイ、ヤバ過ぎる!!!

 出演者の皆さんが、口々にモンパチがいかにステキか、そしてここに来れて嬉しいとMCをする。そして、その気持ちを演奏で返す。他のアーティスト主催のフェスにも当てはまりますが、この相対関係がある以上、必ずライブは良くなるし、イベントに芯が出来て全体の雰囲気も良くなる。そしてこの沖縄独特のロケーションも手伝い、人がやたら陽気で、おかしくなる(笑)「オールナイト」イベントだったりするのも手伝い。条件が揃い過ぎてて、輪を何十にもかけて良いフェスになっていってます。余談ながら、飲食テントでアイス買おうとしたら「(原料のミルクを)ヤギにしますか?ウシにしますか?」と聞かれたり、「ヤギ汁」があったり、そっちはそっちで「ならでわ」(笑)

 良い意味での「異様な雰囲気の中」、主催でありこの日のトリ、モンパチの演奏が始まったのは夜中、AM2:40。なんと言っていいか、やはり何かが違うライブ。沖縄の人が大半の客席と、沖縄が生んだロックバンドMONGOL800、島はじまって以来の大規模ロックフェス・・・この日の10何時間だけでは語れないナニかがあるのは、県外から来た自分にも分かる。「あなたに」や「小さな恋のうた」、「face to face」など曲の持つシンプルな心地よさと、どれも力の籠もった感情を揺さぶられる演奏、ちょっと尋常じゃない。しかし中でも、中盤に演奏された「琉球愛歌」が個人的に(客観的にも?)ピークだったと思います。過去それは何度も痛感させられたやっぱりこの島は、底抜けの「明るさ」と同時に、どうしようもない「せつなさ」を併せ持っている、感情ゆさぶられる名演でした。

 心配された雨がアンコールに降ってきた、そこはLIP SLYMEの飛び入りもあり「底抜けの明るさ」で突破!最高にハッピーなエンディング。雨足が強くなって朝までのDJが短縮されたものの、個人的にはここ何年かで見たフェスで一番良かったかも。

 沖縄で生まれ育った人は、どうしても「背負うもの」「背負わされるもの」「背負わないといけないもの」がある気がします。重くて降ろしてもいいのに、僕の知る沖縄の人は、みんな降ろしてないような気がします。そしてその反動なのか、みんな底抜けに明るいのです。過去を吹き飛ばすかのような明るさで、まわりに気遣いをさせないよう振る舞います。

 ご当地で開催する「アーティスト主催」のフェスを色々見ましたが、個人的な話し、他にない「せつない」感情を覚えたのはこの日だけでした。繰り返しますが、あくまで"超"個人的な話しね。この感覚以前もどっかで感じたと思ったら、民生さんが一人で演奏した広島市民球場。沖縄と広島は個人的にも縁のある、ゆかりの地であり、そこで生まれ育った人が「背負うもの」が二つの土地には共通してある気がします。

 あくる日、アホなことしか「しない、言わない、聞かない」3ナイの男湯が、帰りの飛行機の時間まで「ひめゆりの塔」に行くと言う。以前行ったことある僕は、疲れピークだし一緒に行って車で寝てよう、と思ってたのですが・・・人間忘れる生きモノで、特に最近極度に忘れっぽい自分なんかは、再訪してとても良かったのでした。昨日の会場の辺りは、昭和20年米軍が上陸した地域でもあるらしい。単なる偶然かもしれないけど、僕は意味ある「縁」だと思いました。昨日のフェスが来年以降も沖縄の人に愛されて、続きますように。

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