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2009年8月22日 (土)

泣ける、ある子供のお話し

 あるパパさんに小五と小一の愚息(かなり謙遜)が二人。普段仕事が不規則なのでなかなか会えない。土日も月に一度休みがあるかどうかなんで「パパは無くても子は育つ」状態。

 その小五の子が、2年前小三の時のお話し。

 ある日パパが仕事を終え、いつもの如く家族が寝静まった家に帰ると「たけのこの里(orきのこの山)」の空き箱が台所のテーブルの上に転がっている。

 上ブタを開けた面にサランラップが貼ってあって、何か絵が描いてある。

「なんだコレ?」

とパパさんは思ったが、なんかの工作かと気にもとめず就寝。あくる日、目覚めていつもの如く子供はとうに学校に行って、遅い朝食をとりに台所へ。ふと、見るとお菓子の空き箱がまだ大事そうにテーブルに転がっている。

パパ「これなんなん?」

ママ「それ?・・・(呆れ顔で)DSらしいでぇ」

パパ「?・・・へっ・・・でぃえす?マジで?」

 その家は方針で、子供にDSを買い与えて無かったのでアル。更に聞くと、クラスで一番の仲良しH君(このH君と唯二人がクラスでDSを持ってなく、それだけに親友)が昨日家に遊びに来て、たけのこの里の空箱で遊んでる残念な友達に

H君「わぁー!それなに?」

残念な子「(自慢げに)うん?これ?DS!」

H君「うへぇーー!それ、動くの?(マジ)」

とても残念な子「うん!動くよー!!(大マジ)」

・・・

・・・

・・・

 そして、そのお菓子の空箱で、残念で天然な二人の子供はDSをして暗くなるまで遊んだのでした。

 その後日、家族会議が開かれ、数週間後その子とH君は共にDSを買って貰えたのは言うまでもありません。

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