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2009年5月 6日 (水)

想う壷音泉

 昨日、春の珍事(?)「想う壷音泉!」大阪城野音にお越し頂けた皆さん有難うございました。来れなかったけど、応援してくれた内外の皆さんも有難うございました。

 突発的な通り雨を除いて、はじめてと言っていいくらい、どっしり雨雲に覆われて・・・残念ながら降られました。しとしと、ずっと。そんな寒さも感じる中で、最後まで音楽と向き合ってくれたお客さんと、快く演奏を引き受けて頂き、連休の渋滞に巻き込まれながら大阪まで来て頂けた8組の皆さんに、大感謝です。ライブはどのアーティストも、いつも通り、いやそれ以上に素晴らしかったと思います。 4人組なのに乍東十四雄(サトウトシオ)君は、Keyも加えた5人編成。それも十四雄なのに女の子。とても素直で若さのある演奏だったと思います。DOESのワタル君のカリスマ性とハズレ無しの曲とライブは、今バンド界にとってとても貴重かつ、「これ見なアカン!」若手最右翼かとこの日思いました。ホンマにカッコイー。理想のロックバンド像のひとつです。PERIDOTSは、このメンツでやっぱり浮いてしまいましたが(高橋君ごめんなさいね・・・)、でも野音に響き渡った、圧倒的な名声は圧巻でした。これ聴いてヤな人誰もおらんと思います。ヤどころか、誰しも「うわ、凄いボーカリストでアル!」と思って頂けると思います。これも、僕らなりにはロック。だから今回、真っ先にお声かけしました。それまでの緊張感を、おとぎ話はガラッとPOPにユルくしてくれました。シャボン玉を吹いてくれていた親子のお客さんをステージに上げて最高の演出。このバンドの曲の良さとメンバーの屈託の無い笑顔と演奏は、誰しもを楽しくしてくれると思います。雨が降ってるのを忘れさせてくれた瞬間をありがとー。爆笑司会とともにアンプラグドで演奏して頂けた、ある意味音泉の顔、大槻ケンヂさん。凄腕のバックメンバーの皆さんでのアコースティックグルーブで急遽「踊るダメ人間」でみんな“Xジャンプ”・・・最高に笑える瞬間。こんなメチャクチャなイベントにも、カジ君はいつも通り、異国情緒溢れるPOPSで雨の野音がさながら“お花畑”に変えてくれました。アルプスの少女ハイジで言うなら「クララが立った!」瞬間の如く。マイペース過ぎて、ブレなさ全開のステージは不滅です、こんな人もまた絶対居ないし現れない。前日、京都で騒音寺とガチンコ対バンを終えて、早くから会場に来て頂けたピーズの皆さん、特に今年のOTODAMA看板アーティスト・シンイチロウさんは、待ち時間手持ち無沙汰気味で申し訳ありませんでした。同じくイチ押し・グレート前川先生の特製OTODAMA超先行チケットを見て貰うと少し喜んでくれました。そんなシンイチロウ先生のピーズも、いつどこでも雨が降ろうが、誰とやろうが関係ない、強固たるライブはやっぱり僕ら大好きです。トリのアナログフィッシュも、大袈裟に言えば今この国で評価されて欲しいバンド。心技体とメッセージ、全てが高みにあります。それで、今回最後をお願いしました。野音で聴く「Sayonara'90s」は、やはり涙腺にきました。個人的今日のピーク。

 1組1組の演奏はこんなに最高なのに・・・正直動員に苦戦したのは、雨のせいでなく、紛れも無い僕らの至らぬところ。。。その部分は多分に反省しました。バンドが素晴らしい演奏をしてるのに、チケットを売ることが出来なかった時が、この仕事で一番悔しいです。情けなくて、自分の力の無さに途方にくれて、バンドに詫びてもお詫びしきれない感覚。そんな時は、もう次で返すしかないのですが、今回はいつも以上に猛省しました。同じ仕事、20年やってもマダマダです。次回(自分に)リベンジ。

 シャングリラでの、男湯首謀・おまけオールナイトイベントもカジさん、岩崎愛ちゃん、アナログ佐々木君と元気な一部のお客さんとで、密室的にココだけ話しや映像、裏話などで変に盛り上がりました。しかし、、、徹夜は、、、この年なると、ホンマにキツイです。心身ともに、良くも悪くも、ヤられた1日でした。いや、しかし、朝まで司会を務めてくれて、イベント一緒に作ってくれた土井ちゃん、ホントにお疲れ&ありがとでした。早朝あまりにヘバってこそっっと帰ってごめんなさい~。

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