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2009年3月 7日 (土)

再会

 この仕事をしていて「特別なライブ」になる日があります。もちろんライブは毎回毎回、どんなアーティストも一生に一回こっきりなんで言ってしまえば全てが「特別」なのですが。しかし、特別な日々の中でも、アーティストにとってもお客さんにとっても、僕らにとっても特に一生忘れられない「格別」とも言うべきライブになることがあります。例えば、初めてそのアーティストに出会った日。初めてこつこつやってきたライブハウスがいっぱにになった日。初めてデカイ会場をいっぱいにした日。何らかの事情で別れのライブ、など。

 今日シャングリラでのPERIDOTSのライブは、個人的な話しで恐縮ですが、そんな格別なライブでした。ここ2年ほど、PERIDOTS(高橋君)とは離れていたのです。一度乗った「船」は、「航海中にお互いの行き先が変わらない以外は絶対下りない」と思ってるクチなのですが、PERIDOTS号から降りた僕は、しばらく港から船を見てるだけでした。そして今日また船に乗せて貰えることになりました。

 惚れるきっかけとなった「労働」という曲や、以前イベントでアコースティックVerを聴き(この曲はバンドで聴きたい!)と思った「リヤカー」を、厚い(熱い)演奏で聴けた時は正に格別。良い曲や好きな曲を「生」で聴けるのは、やはりライブならではの「特別」なものですが、そこに私情が入ってくると更に上の「格別」なものになると思います。満員のお客さんも僕と同じく、それぞれそんな気持ちで見てたよーな。バンドの演奏と同じくらいアツイ拍手からそれが感じられました。

 出会った時に感じた通り、高橋君のボーカルはやっぱり凄いと思います。「凄いボーカリストは高いところが伸びるところをもてはやされがちだけど、本当に凄い人は低いところが安定してるかどうか」ですと、ある著名なボーカルの方がおっしゃっておられました。高いところも、ファルセットも、そして低い音域も、高橋君は素晴らしいと思います。そしてあまり感情を表に出さない高橋君が、おそらく感情が前にいって少しピッチがスレる瞬間にまた聴く側は心揺さぶられたりして。

 新しいバンドで、今日からまた新たなPERIDOTSが始まりました。是非、多くの方に一緒に船に乗って欲しいと思います。

 

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