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2007年9月29日 (土)

祝!10周年GRAPEVINE

   GRAPEVINEが大阪城野音でワンマン。そしてデビュー10周年記念でもあり、めでたく完売。バインは過去に野音でイベントはあったけれど、ワンマンは実は初めて。天候も良くて絶好の野外日和。選曲が10周年らしくて、ドライに見える彼らにしては「ホロッ」と来る構成。アーティスト本人はえてして"節目"はそんな気にしなく、むしろまわりのスタッフの方が何かと使いたがるのが常なのですが。多分彼らも、いや特にそんなクチだと想像しますが。意外にも、初期の曲もふんだんに、脱退したベース西川君に捧げる曲もあったり・・・歴史を感じさせるライブ。やっぱりアーティストは長く続けるに越したことはない、長く続けれるって素晴らしい。次の10年も応援します。しかし、まだ10年ですからね。まだまだ。でも世知辛い音楽業界で10年やるって一言で我ながら言ってますけど、ホント大変なこってす。余談ですが、ユニコーンカバーの「ニッポンヘ行くの巻」と最新シングル「越える」、双方イイっす。ともども、彼らにしてはスッゴイ真っ直ぐな感じ。特にカバーはもっと捻るかと思いきや、ストレートで最初誰だか解んなかったくらい素直。これはこれで、好感のナイスカバーだと思います。

 ライブ後、おとぎ話の皆さんがFM802・ドイちゃんの番組でスタジオライブ。月頭のソニックスタイルに続き、今回はフルメンバーで演奏。どうも、4人は大阪の人々に愛されてます。そんな気がします。昨日GSGP行けなかったのですが、行った人に聞くとかなり評判良かった模様。次は、11/20にクアトロでスペースシャワー列伝であります。昨日見れなかった分、楽しみでしょうがないのであります。大阪の皆さん、おとぎ話を更に愛してくださいませ。

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2007年9月28日 (金)

Coccoラジオ最終回

 3ヶ月間、FM802で毎週金曜夜11時~生放送されたCoccoのレギュラー、今日は最終回。

 心斎橋はdigmeoutART&DINNERから、リスナーの方約100人の方を招待して生放送&ギター長田さんとのライブ中継。最後はライブで〆たいという、想いで。といっても、長田さんは毎週のように駆り出されて(?)いつしか、スタジオライブは定番にもなっていた。

 設営から色々手伝わしてもらいましたが、緊張感がいつものそれとな~んか違う。生放送であること、お客さんを前にすること、やり慣れていない場所であること・・・他、様々なことでちょっと吐きそう。(オマエが吐いてどーする)

 思えば、ラジオの限界を超えまくった3ヶ月間だった。「言葉の力」をまざまざと見せつけられた。「スタジオライブ」の説得力の限界も価値観が変わった。「BGM」に決してならないラジオのあり方、「漫湖(マンコ・沖縄の湖)」と大阪では何回言っても許されることも勉強になった。毎週楽しみでしょうが無かった。リスナーの皆さんはもとより、普段本職であるラジオディレクターの皆さんが同じ想いなのがオモシロかった。「こんなにワクワクする仕事はないで~」と、ラジオの仕事を何年もやってる50歳近いYさんが子供の目で言ってたのが、この番組の特異性を物語っていた。

 番組オープニングからたどたどしく(しかしだんだん流ちょうになったのが不思議!)「今日は心斎橋digmeout・・・から最終回“ナマ出し”です~(だから“生放送”と言いなさい!)、やんややんや~!!」と大盛り上がりで始まった。

 ライブ冒頭の「ガーネット」と「ポロメリア」で泣く人続出・・・、真剣に聴くとこっちも泣きそになるので他のこと考える。果たしてこれはオンエアーではどう伝わってるのだろ???

 僕らで言うと、例えばイベントなどは色んなタイミングが合わないと出来ない。ラジオのレギュラーなども同じかもしれない。「レギュラー枠」があって、この番組のプロデューサー・ケーオージーエーさんが「今なら何か語れるんじゃないか?」と、それまで10年のあいだにラジオにも殆ど出たことが無いCoccoに依頼し、たまたま思惑が合致(したのか?)、スケジュール調整や現場のディレクションなどなど・・・幾つか事柄のタイミングが合って、関わる人々の「(かなりのレベルではみ出た)男気!」が揃わないと実現しなかった。この放送はそんな奇跡が合間見合って、実際の放送もやはり尋常じゃ無かった。

 番組の最後は(この仕事で“ドM”に仲間入り)ディレクターのボンボンの希望もあって「Heaven's hell」で会場の皆さんと合唱。。。アコースティックライブの限界も超える!尺も抜群に合う!(終わって同録を聴いたら、やはりラジオの限界も超えてたよーです)

 その場に居あわせた特権として見ることが出来た、嬉しそうなCoccoとお客さんの顔が最高だった。またこんな形のラジオに出会えることを祈りつつ。

 かくして番組が終わり・・・毎週金曜日"フヌケ"になりそうです。

 

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2007年9月27日 (木)

HONZI

 バイオリニストのHONZIさんが亡くなった。元々大阪の人で、気付けば長いお付き合いになっていた。大阪では、リクオさんやKajaさんと一緒にやっていて、東京に出て行ってからは数々のアーティストのバックで演奏、ソロアルバムも出した。個人的にはフィッシュマンズのハカセ脱退後にサポートとしてバイオリン&Keyとしてライブメンバーになったのが一番身近だった。ハカセは超絶キーボードだったのでその後に本職で無いキーボードを弾いた時、2ツアー目には全く違和感が無くなっていたのは本当に驚きで、想像を絶する努力と類稀なセンスを併せ持った人であることが一番印象に残った。

 その才能から、年に何回か色んな人のライブでご一緒していたのに・・・最近はあまり会わなくなっていた。やはり体調が良くなかったのだと思う。HONZIさんは、僕の顔を見ると必ず「今日、打上げどこ連れてってくれんのぉ~?」と、大阪のオバちゃんヨロシクな顔で悪戯っぽく聞いてきた。「それしか仕事無いと思ってるやろ!」ってほど、毎回聞いてきた。グルメとほど遠い僕は、それがいつもプレッシャーで、打上げに行くとHONZIさんの顔色が気になってしょうがなかった。

 「亡くなった」と言われても・・・・あまりにも現実離れしていて未だ信じられない。今までステキな音色をありがとう。少しでもあなたの音が残るよう、自分に出来ることを考えてみます。

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2007年9月26日 (水)

UA

 京都と大阪でUAのライブがあった。

 どっちも素晴らしく良かった。今回のアルバム(GOLDEN GREEN)が、地球規模に良きアルバムで、緑(ホンモノ!)に囲まれたステージセットもかなり素敵。照明があたると、その緑が表情を変えて実に幻想的。一時、マニアックな方に向かっていた作品(それはそれで深くて良かったけれど)も、今回は万人に向けて放たれた感がある普遍的な内容で、コンサート自体もそこにもちろん呼応して、ここ数年のライブで個人的に一番だった。「一周まわってコレやってます」な、スケール感。

 「歌う為に生まれてきた人」であることはマチガイ無い。世に歌が上手い人は星の数ほど居るかもしれないけれど、上手いだけでは無い“プラスα”を持った人は数える程しか存在しないと思います。彼女は間違いなくそんな一人。ライブは、オープニングでボーカルが入った瞬間、会場の空気が明らかに変わる。ここまでの人は、この仕事していても滅多にお耳にかかれない。これホント。

 今回、大阪は梅田の芸術劇場で初めてやる。昔の呼び名で言うと「梅コマ」なので、少し演歌的な匂いもする会場。でも、音も良いしどこからも見やすいし、立地も梅田駅に隣接で結構ハマったと自分では思ったのですが実際来られた方、いかがでしたでしょーか?働くOLさんが少しでも来やすい場所を、とも思ったのですが・・・・(難波の人にはゴメンナサイ)。そんな大阪のアンコールではお客さんのリクエストに答えて数曲披露したりで、地元ノリ全開。ベタベタな大阪弁も健在。いや、大阪の誇りです。

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2007年9月23日 (日)

京都音博本番

   明けて本番当日。一番目の演奏は地元京都から“ふちがみとふなと”のお二人。ええ、そうなんです。“ふちがみさん”(女性ボーカル)と“ふなとさん”(男性ウッドベース)による、京都を代表するユニット。童謡~パンク、カバーまで何でもござれの個人的に大好きな人達。このお二人をこんな大規模なイベントにブッキングされるのはかなりステキ。「地元愛」と「ミュージシャン愛」に溢れてます。ここで冷静にキャスティングを見ると・・・小田和正さん、Cocco、大江哲弘さん、Jason Falkner、初めて知ったルーマニアのジプシーバンドTaraf de Haidouks、アイルランドからLiadan、そしてくるり・・・なんだこのメチャクチャなブッキングは~!と、思ってしまいますが・・・これを全く違和感無く筋を通して繰り広げてしまったのが、くるりとこのイベントのキャパシティのデカさだと思います。イヤもう、くるりでしか有り得ない。小田さんとふちがみとふなと、そしてJason Falknerって・・・・、最高!誰もマネ出来ないっす。

 ビークルの日高さんしかり、アーティストがプロデュースするイベントも最近増えてきたように思います。野球で言うとプレイングマネージャー的な。やっぱり、アーティストの方が“直々にブッキングしてイベントを作る”ってのは、お客さんにとっては非常に解り易いし面白い。「何故この人がキャスティングされてココで演奏するのか?」筋も通るし聴くほうも前ノメリになりますよね。僕らも、そこは目指すところですが・・・やはりアーティスト本人には敵わない気がします。楽器演奏出来ないし、何よりステージ上がったこと無いですから説得力が足りない。唯一勝てるのは「客目線」だけかなぁ?う~ん、イベントやる時は、ある意味アーティストの皆さんとも勝負(イイ意味でね)して行かなくては。

 ふちがみさんが終わって、Cocco先生を迎えに行く。天気予報は「晴れ」だったのに、空の様子がおかしい。

 ギターの長田さんと二人で“強く儚い者たち”から空気が一変する。アコースティックでも強烈なボーカルで失神寸前。異様に音も良かった。

 最後“ジュゴンの見える丘”の前にMCをが長くなった。前の日、京都の街中で「沖縄基地移転反対」のチラシを偶然貰って、そこに少し違う沖縄の現実が書かれていたことと、改めてこの曲への想いを語る。基地反対の裏では、実際に基地の恩恵を受けて生活している人々も少なくないこと、また「どうせ誰かが引き受けないといけないなら自分達が受け入れよう」という優し過ぎる人達、そんな様々な地元の人の感情を考えていると何が本質なのか解らなくなりがちなところに、「ジュゴンの為に良いことは何だろう」という人間よりも長くその海に住み続けている(住めなくなりつつある)動物に答えがあるのでは無いか?というのがこの日のMCの僕なりの解釈です。(実際は彼女は自分の言葉でこの何億倍も説得力を持って話したので、鵜呑みにしないでください)

 そして演奏予定時間オーバー。次の小田さんの演奏中に雨が降ってきてしまった・・・・(汗)。初めて聴いた小田さんのナマ声は、ホントやばかったっす。こんなキレイな声の人がこの世に存在するのか?!!!はい、確かにいらっしゃいました。

 この辺りから断片的な雨に見舞われ、Taraf~の時には“豪雨”に近い状態に。客席も含め、イベントがどんよりする。天候と逆に最高に陽気な演奏を、我慢してじっと聴いてるお客さん・・・貴方達サイコーだぁ。。。でもこの雨はあまりに辛い・・・辛すぎる。と、思っていた矢先、この雰囲気を察知した(ように僕には思えた)Coccoがステージの袖から出て行って踊り出した!そして、同じく袖で見ていた岸田君に向かって「(オマエも来い!来て一緒に踊れ!)」と(僕には聞こえた)、目と手で招き二人で踊り出したのだ!これでイベントの空気が変わった。もう、ステージ上の奇跡に雨も何もが楽しくなった気がする(実際次の日風邪ひいちまった人、はごめんなさい)。ある意味、裏ベストアクトはこの二人のダンスだった。

  最後のくるり演奏時には、仕込まれたように天気が回復してウソのような夕焼けも見えた。正に野外マジック。色々あった1日だったけど、最高のエンディングだった。

 司会進行もこなしていた岸田君と佐藤君は、疲労困憊の模様だったけどイイ顔してた。来年からも、続けたいそうな。関西人としては是非、やって欲しい。「ここ」で「この人」にしか出来ないイベントって、やっぱり素晴らしい。

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