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2007年9月14日 (金)

沖縄に行くの巻

 昨日の夜から沖縄に来てます。Coccoが「ジュゴンの見える丘」という曲を沖縄限定で15日(明日)発売するにあたって、ストリートライブをやったり、TVに出たり、最後はFM802のレギュラーを沖縄から生放送という、ちょっとスペシャルな1日になるので、KOGAツーリストさん(仮名)に往復1泊付でナント¥23000という耳を疑いたくなる金額のチケットを手配して頂きホイホイ飛行機に乗ってしまいました。東京を新幹線で往復するより安いっす。大阪人はすぐ「ナニと比べて安い!!」って表現をします、すいません。だって自慢したいんやもん・・・。

 「ジュゴンの見える丘」というのは本島北東にある「大浦湾」という海を見下ろせるCocco先生が大好きな丘があって、この6月すっかり姿が見れなくなったジュゴンが仲良く泳いでいた(それも2匹!)映像がニュースでとりあげられ、それを見た先生が大至急作った曲。この短期間で沖縄限定でリリースする運びになったのです。

 大浦湾は米軍基地移転候補地に挙がっていながら、ジュゴンが住めるそれはそれは美しい海らしいのです。しかし実際沖縄には、基地のおかげで生活出来てる人も居るし、自然破壊や治安の問題で基地建設を反対する人も居ます。それはもう当事者で無い僕らが聞いても複雑すぎて・・・どっちが良いのか解らなくなってしまうのですが・・・この曲はそこで戦うよりも、どちらが良い悪いでは無くて「ジュゴンにとって“優しく、正しい”ことはなんだろう」という曲なのです。「音楽で世界は変わらんのだなぁ・・・」と諦め大半なスレ気味な僕も、20歳頃に戻って「音楽で世の中変わるのだぁ!」と希望を持たずにおれない曲なのです。

 こんな特別な日を¥23000で行けるなら!ということで行った沖縄も、台風11号の影響でストリートライブは中止になってしまいました。じゃんねん。

 朝は「ひめゆりの塔」にいきました。今回の個人的目的の半分はこれ。Coccoのツアーが始まる前に、ココだけは行っておきたかったのです。別に行ったからってツアーのチケットの売れゆきが変わることは100%無いのですが、納得してチケット売りたいので見ておきたかったのです。

 この夏生存者の方が体験談を語るノンフィクション映画「ひめゆり」も見たし、前から想像はしてましたが、実際現地に行くと・・・かなりヤられました。10年前に行った原爆ドームもヤられましたけど・・・同じくらい生きててヤられました。戦後映画や本で「ひめゆり学徒」の皆さんのことは語られましたが、生存者の方が今まで表には出て来られなかったのです。それがこの夏の映画で、そして現地では実際に説明される「語り部」として、生の声を聞かせてくれたのです。行った時間は丁度お話しは聞けませんでしたが、一人の生存者の方が名札を付けてらっしゃって一緒に行った802ディレクターのラクダさんが少し説明を受けたらしいです。そのお婆さんたちの“語る勇気”に、ひたすら脱帽なのです。

 ちょっとエラそうですけど、世の中の情報の殆どは要らないものばっかりで、若しくは知らなくてもたいしたこと無いことが大半。でも「知っておかねばいけないこと」、「忘れてはいけないこと」って絶対あると思うのです。それを「知る」と「知らない」では雲泥の差が生まれることって。「ひめゆり」はそんな絶対知っておくべきことのひとつ。沖縄人だろうが本土生まれだろうが、もっと言えば日本人であろうが無かろうが。そんなことの一つを知らせてくれたCoccoちゃんには、ひたすら感謝。スペシャルありがとうです。

 その後、夜まで時間が空いたので「ジュゴンの見える丘」を見に行くことにしました。802のKOGAさんとらくださんの3人でレンタカー借りて、台風の迫る沖縄をひたすら北へ向かいました。那覇から約70km。「ジュゴンの見える丘」というのはMAPにも何も乗って居ないので、広い大浦湾を「だいたいこの辺か」と、商店のおっちゃんに聞いたりしてやっと見つけた「カヨウ」という土地にその丘はありました。しかし、夕方5時過ぎに着いたら、その丘に向かうふもとの扉が17:30には閉まるとのこと・・・。時間内に行ける範囲で登って、少し切り立ったところで見たその景色は、台風接近で大荒れながらも正に絶景で・・・その丘に晴れた時に行ったことを考えると・・・。こんな人の手が加わっていない場所って・・・でもどっかで見たことあるなぁ。

 ここで個人的なことにひとつ気付きました。僕の祖母は沖縄の人で、僕が高校まで数回家に遊びに行ったことがあるのですが、覚えてるのは「もの凄い田舎で、名護から東にどんつきの辺り」の場所であることと「家の裏がだだっ広く底抜けにキレイな海で、貸切状態で泳いだ」こと。それで帰りに記憶を辿ったところ、「カヨウ」のひとつ隣の集落の「アブ」というとこがおばぁさんの家のあるところだったのです。何度か泳いだ最高の海が“ジュゴンの居た海”だったのです。一人ですごく感動・・・あのキレイな海ならジュゴンが居るのも解ります。海ガメも産卵しに来るそうです。偶然探した海が、自分にとっては20年ぶりの海で・・・こんなことってあるんだ、と思いました。

 うちの祖母はまだ健在で今は大阪に住んでます。そいえば、ずっと喋り捲りの人なのに戦争のことは一度も話したこと無くて、多分話したくないんだろうと思いながら、今回のジュゴンのこと含め今度会ったら話して、聞いてみようと思います。(なかなか仕事で会えないので正月になるかも・・・)

 「ひめゆり」と「ジュゴン」が〆て¥23000!そして個人的な発見アリの実に充実した沖縄でした・・・もっと長居したかったです。ちなみに、802のKOGAさんは役職はエラいのに宿泊は¥800~¥1500のバックパッカーご用達素泊まり宿舎に数泊してました。恐るべし低予算・・・・。¥5000代のビジネスホテルに泊まってしまった僕の部屋が超高級ホテルに思えました。。。恐縮っす。

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2007年9月12日 (水)

オトナモードワンマン

 オトナモードが一年ぶりにワンマン。シャングリラがいっぱいになった。いっぱいになったけれど、自分的にはもっとイケると思っていたので・・・ちょっと反省。何が悪いのか、何が足りないのか・・・考え込まされてしまった。

 ライブは最近メキメキ良くなっているので「新宿」や「サイレント」といった彼らしか出せない緊張感ある演奏はやはり良かったし、ニューアルバムの発売記念的なライブで早くも新曲が数曲聴けたのも(そしてその曲がどれも良かった)バンドがどんどん転がってるのが手にとるように解ってたのもしかったし、ベースのトマソンのアホさ加減も「優等生」キャラクターのこのバンドにはとても良い味付けで、全てのバランスが良かった気がした。正に3部作完結編に相応しい、次回からメジャーレーベルからリリースする現時点では文句無いライブだった。

 このライブや新曲の評価は次回以降に出ることになるのですが・・・。

 最近ちょっとした悩みは、仕事上でたてた予想より数字が低いことが多いこと。「これくらいのライブや音源で、これだけ宣伝すれば数字はこれくらいかなぁ・・・」と思ったら、だいたい下回る。以前は、もう少し近かったのに。年で感が鈍ってきたのか、情が入りすぎてるのか・・・。多分両方。もっとライブ見て勉強(?)して、CD聴いて、客観的に見なければ溺れ死にしてしまいます。そそ、もうひとつはお客さんの耳が年々進化して、厳しくなってること。多少の良いライブやCDでは、前ノメリにならない肥えた耳を持ってるリスナーの方が確実に増えていて、対してはやはり圧倒的なライブや音源を提示しなければ数字には跳ね返らないとも思います。これはある意味良いことだけど、、、“圧倒的な”モノって結構難しいっすからね。

 オトナモードは断片的には“圧倒的”でありますが、“全編圧倒”するにはもうしばしお待ちください。必ずそんなバンドになってくれます。前述した部分に加えて「花束」という曲には圧倒的なナニかがありました。

「あ、コイツ自分のことは棚にあげてバンドのせいにした」

「・・・え、いえ・・・その・・・あの、これまで以上に頑張ります。あ、関東地区の方、ファイナルが20日に渋谷クアトロであります!是非そちらの方に・・・」

「あぁ!おまけに話題変えて宣伝に走りやがった!」

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