「休みぃは必要・・・」なのか
昨日、今日と2日お休み。休みも久々なら、2日続けて休めたのも正月以来。こんなに休んでる暇あるのか?と思うと、なんか居心地が悪い。この「ON」と「OFF」のバランスが自分は本当に悪い。
この仕事は「ここで終わり」というのが無いので、休むと不安に襲われる。ライブが終わって機材の積み込みが終わったら確かに、「一区切り」なんですが次の日もその次も年中ライブがあるので。特に「宣伝」て意味では終わりが無い。例えばチラシひとつまくにもまこうと思えば際限なくまけるし、放送局の方や雑誌媒体の方に告知お願いするのにも、「ここで終わり」という節目が無いのです。(紙面は締め切りがあるのである意味あるかも)
あ、でもこれはどんな仕事も一緒かな?工夫次第で幾らでも出来るのは同じかも。「ここで終わり」って自分で決める以外は、どんな仕事も一緒かもしれませんね。
僕の場合「ここで終わり」というのが無くて、逆に言うと常に「やり切れていない」のかもしれない。100%出来ていないバカたれの方が強い。ライブ見ながら「宿題やってない」心境になることもしばしば。やることやってないのに「答え合わせ」させられてる、子供の頃の居心地の悪いあの感覚。これはライブ見てて辛いです。
しかしながら、宿題の終わりも無いので出来れば「後悔しない」ようにしたいとはいつも思ってます。「あ、もっとこんな宣伝やっとけば良かったな・・・」みたいなこととか「こんなイベントやっとけば良かった」「ここでチラシまいときゃ良かった」みたいな後悔は。でも、完璧に1年出来たことなんて1回もなくて、どっか漏れてしまっている。まだまだなのです。
今、一部を除いて音楽業界は不況なので年々忙しくなってる気がする。売り上げが全体的に(特にCDが顕著)減っている影響で、コスト/人員カットがいたるところでここ数年行われている。そんな影響もあって、一人あたりの仕事量が、業界全体で増えてるのです。僕に限ったことでは無くて全体的に。でもそんなことを嘆いてもしょうがないので「やるしかない!」のですが。やれるとこまで「やる」しかない。
ただ不思議なのは、中には暇そにしてる人も居るのは居るんですね。そんな人は「ここで終わり」「こんだけやりゃいいや」って仕事の仕方をしてる。それはそれで構わないと思うし、「余暇」もイイ仕事をするには大事だし。人それぞれで全然OK。しかし、ちょっと疑問なのは「アーティストが死ぬ気(そんな人いませんけどギリギリって意味ね)」でやってるのに、まわりのスタッフがそれでいいのか?ってくらい、適当にやってる場合。アーティストが勝負してるのに「勝負してるフリ」する人ね。これはちょっと許し難い。いっそ、転職して欲しいのです。そんなん、もっと違う職業でいいやん。と、思ってしまうのは大人げないのか?
休むと居心地悪いのはそのせいなんです。「休んでいいのか?もっとやることあるんじゃないのか?」と、誰かが耳元で囁くのです。「休みぃが必要だぁ~♪」(コーヒーby奥田民生)と歌ってみて、囁きを消すしか方法が無い。
でも、2日休んじゃった。サンボVSマキシム、スクービーVSTOMOVSKYを見に行かなかった。男湯君ご苦労さんです、ごめんなさい。これ、なんかずっと前にも同じよなこと書いた気がする。同じことで悩むっちゅうのはいまだバランス悪いのですね。一生直らんかなこれは。
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