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2006年9月25日 (月)

夏の思い出“ロックロックこんにちは!”

 OTODAMAが終わり、前述した沖縄に行き、BAZRA、オトナモードetc・・・ライブを経て、昨年同様、8月後半から泉大津にしばらく移り住む季節が到来したのでした。

 去年と違うのは、今回は「ロックロックこんにちは!」というあまりにも有名なイベント、主催が「プラムチャウダー」という会社のUMEちゃんという、もう20年弱の「仲間」というか「友達」というか、元々他イベンターさんに居て、そこを辞めてひょんなことから色々仕事をさせて貰ってるのですが。

 「ロックロック・・・」は、UMEちゃんとSPITZのメンバーの皆さんが10年前に大阪で始めたイベント。僕は2回目からフラカンとかGRAPEVINEとか、出演させて貰って顔出すようになって、5回目神戸の野外から一緒にやらせてもらっています。詳しくはこっちから(ロックロックホームページ)→http://www.plumchowder.com/rock2/

 毎回ステキな出演者とUMEちゃんのアイデアで、やってる僕らも楽しませてくれる、もちろんお客さんも、出演者も楽しめる、画期的なイベントなのです。5回目の時なんか、野外で炎天下10バンド。「お客さんもだれるから、イベントの真ん中でアントニオ猪木に闘魂注入して貰おう!」とシャレ半分で言っていたら、なんとUMEちゃんは、新日本プロレス・大阪ドーム大会に乗り込んでいって、見事商談成立!なんだ、そのフットワーク!そして当日は、「ダーッ!」と「ビンタ」だけ、という引き出しの少なさにも関わらず誰よりも会場を盛り上げてしまったのでした。

 その他にも、凝った映像や越前屋俵太さんを司会に起用したり、ドラマーを集めた名物「嵐を呼ぶ男共」などなど、このイベントならではの企画が毎回盛りだくさん!個人的にイベント業界では、スマッシュ日高さんに対抗出来るのはUMEちゃんしかいない!とも思っています。僕とはタイプがじぇんじぇん違う・・・逆立ちしても全くかなわない人なのです。

 で、今年は10回目ということもあって筆舌し難い豪華なラインナップ。(詳しくは上記HPで)今回の僕らの主な仕事は、会場の設営・当日の運営。本質的な部分はUMEちゃんに決めて貰って、それを遂行する立場にあるわけです。

 これが、意外にプレッシャー。何故なら「何か」あった時に、そのシワ寄せが全部最終的にはUMEちゃんに行くのです。なんか失敗して、全部自分に責任が来るならまだしも、自分の失敗の責任が人にいってしまう・・・というのが。それもこの規模で、このラインナップで・・・。仕事では、過去最高に緊張と不安に襲われたのでした。でも、ナニがナンでもやりきんなきゃいけない。成功させねばならぬ!という、思いで無理矢理自分に「闘魂注入」。その結果軽い「躁」状態のまま、数週間過ごしたのでした。

 一番気を使ったのがお客さんの送迎。去年もそうでしたが、今年は2万人以上の人を送迎しないといけない・・・・去年のRUSH BALL以上の人を運ばねばならない。バスに乗って、ルート確認、所要時間などなど、ある意味、普段の仕事と全く違う畑のことを数ヶ月前からシュミレーションしたのでした。んでも、自分1人でこんな大きな現場は到底出来る訳がなく、色んな方々の助けを頂いたのは今年も同じでした。特に、アルバイト派遣会社ビーングのバスモリ君と酋長さん、当日のピンチを何度も救ってくれたグリーンズのリッキー、仕込み日夜の豪雨に朝から長靴履いて吸水作業して頂いた港湾局の皆さんetc、言葉に出来ないくらいの感謝の気持ちを持たずに居られませんでした。

 そんな、皆さんの支えがあって多分無事終了した筈です・・・「多分」「筈」ってなんで、こんなに「人ごと」かと言うと、この規模になると実際のとこ全てを自分の目で見ることは不可能なのです。リアリティのあるとこではホント解らんのです。各セクションの担当の方から報告を聞いて「ああ、そうだったのかぁ」という感じ。それをトータルすると大事は無かったという認識でいます。

 肝心のイベントの中身に関しては、またこれが全く見れませんでした。ほんとびっくりするくらい全く。楽屋の本部プレハブに無線機5台と電話に囲まれて、朝からお客さんが会場を全員出られるまでトイレに行く以外はこもりっぱなし。僕、仕事で一番嫌いなのがトランシーバーを持たされることなんです。嫌いな理由は、イヤホンしてるとライブがまず聴こえない、あといつでも捕まってしまうとこがイヤなのっす。ライブはゆっくり見たいのっす。かんねんし、何台もの天敵に囲まれながらも幸いだったのは、人が集まり過ぎて携帯が使えなくなったこと。普段人がいないとこに一斉に集まったものだから、アンテナが全然追いつかなかったのねん。ある意味助かった。これで携帯鳴りまくっていたら、ちょっとオカシクなっていたかもしれない。なんやかやでやっぱ、トランシーバーは嫌い。「しいたけ」と「イカ」の次に嫌い。

 いろいろあったんでしょうけど、「あっ」という間にイベントは終わったのでした。最後の花火の時は感慨深かった。これで、お客さんが問題なく帰れればイベントが成功する。何が大変だったか、大変じゃ無かったか?解らなくなっていた。でも、無事終わる。なんか感慨深い。撤収があったので打ち上げも行かず。実際のイベントは、どうだったんだろう?お客さんはどんな感想だったんだろう?出演者の皆さんはどうだんったんだろう???

 ひとつだけ、楽屋に閉じこもっていても解ったことがあった。楽屋に集ってるアーティストの皆さん、UMEちゃんの友達、仕事仲間・・・・ちゃんと見えないけど、2万人以上満員のお客さん。ヒト1人(UMEちゃん)に、これだけの人間が集まるってのはちょっと凄い。やっぱり考えられない。今更ながら「ロックロックこんにちは!」恐るべし。UMEちゃん恐るべし。

 このイベント以降、普通の現場が楽になりました。「あぁ、屋根があるって楽だなぁ」「トイレがあるって有りがたい」とか、くだらないところから。でも、結局ナニはどうあれ関わる全ての人の「気持ちに立つ」姿勢が大事なことは変わらないのだ、と。規模の大小関係なく。そこで、シュミレーション出来れば音楽であろうが、何の仕事であろうがうまくいくはず。そんなことを勉強させて貰えました。色々気付かせてくれて有難う!「あっ」というまに夏も終わってしまった・・・・。

 

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