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2006年11月18日 (土)

前田VSアンドレ

 今日はプロレスネタなので、興味無い方は以下時間の無駄かもしれません。

 心斎橋に「ブロディ」というメキシカンバーがあってたまにいきます。お店の名前は、故・ブルーザーブロディからとっているだけあって、店内では往年のブロディの試合、メキシコのプロレス(ルチャリブレと言います)の試合、そして古き良き新日本、全日本の試合がビデオで流れています。

 こないだ行った時も「ホーガンVSハンセン」に、表向き平静を装いながら心の中では狂気乱舞!そしてその後、禁断の「前田VSアンドレ」戦が見れたのです。これは当時、TV朝日があまりのヤバさに確かお蔵入りにした試合。何がヤバイかって、プロレスのタブーが赤裸々に映像に残ってしまっているのです。

 当時前田アキラは、今でいう「PRIDE」や「K1」のような所謂「ガチンコ」を提唱して、暗中模索していた時期。新日本のリングに戻ったもののそこには居場所が無かったはず。かたやアンドレ(この方も他界)は、2m30cmちょい、体重200kg(?)に及ぶ、前田とは真逆のエンターテイメントプロレスの真骨頂。今思うに、かみ合うはずがないのだけれど、当時ファンのあいだでは正に「夢のカード」だったわけです。

 試合が始まると、もうこれがお腹が痛い。全くかみ合わない、険悪な雰囲気が痛いほど解って、それを視聴者に悟られないように懸命に実況する古館アナ(現・報道ステーション)が、またこれ泣けてきます。客席が、ざわつき始めたところで控え室から事態の収拾を図るべく、我らがA・猪木登場!リングに上がって「お前らちゃんとやれよ!」・・・とは、言えないので挑発ポーズをとって暗黙のサイン(?)を送るも、結局前田が「禁断のケリ」をアンドレに放っていくも、ますますアンドレは戦意喪失、赤ちゃんよろしくリングにゴロンして「好きなように攻めろよ・・・オレは無抵抗だぜ」というポーズで、もうこれ以上無理。仕方なく(?)セコンドが入り乱れてゴング、無効試合という結果。

 これを一緒に見ていたある方がROCKイベントに準えて「ビジュアル系とパンクバンドが一緒にイベント出て、もめたところ主催者の猪木が出てきて事態の収拾を図る・・・・」みたいな、ジャストの発言。そうか、そうなのだ。ここにも「ROCK」と「プロレス」の共通点があった。これはやってはいけない対バンだったんだ。例えるなら「KISS」と「CRUSH」、「THE  BIRTHDAY」と「氣志團」、「銀杏ボーイズ」と「グループ魂」、「赤犬」と「バンプ」、「餃子大王」と・・・もう、いいですか?

 例えばパフォーマンスとしてギターのストロークに右腕を振り回すことや、客席に飛び込むことや、楽器壊すこと、それがエンターテイメントにせよ衝動のい駆られた不作為なことにせよ、リスナーの僕らはその場でどうしようもない高揚感を感じる。ここにプロレスの「ガチンコ」と「エンターテイメント」は間違いなくリンクするのです。

 アンドレと前田は、これを同じ土俵でやってしまった始めての試合だったのかもしれない。観客不在にしてしまった、猪木の功罪。う~ん・・・深い。そりゃ、アンコールセッション曲、決まりませんよねぇ・・・・。

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