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2006年10月20日 (金)

秋・総ざらい

 家のお風呂が水漏れ工事中でもう2週間目。かなり不便。会社近くの銭湯行ったり、打上げ終わりでサウナに行ったり。家の近くにホテルにそれ用で1部屋借りてくれたりしていながら、駅で1駅。微妙な距離でなかなか行く気がしない。今週いっぱいで何とか直る見通し。家にお風呂のある生活って便利。

 「ちちんぷいぷい」(関西平日の夕方にかけての驚異的な視聴率を誇る奥様向けバラエティ・情報番組)で紹介された「置いておくだけで風呂場にカビが生えない洗面器」を買ったのにまだ効果が試せていない。この洗面器、東急ハンズで売ってるのですが色が、竹を割ったような「金色」なのです。(ちなみに¥8000ぐらい!高っ!)買う時おばちゃんにまみれて非常に恥ずかしい思いをしたので、是非に早く試したい。実際風呂場に置いていても恥ずかしい、スンゴイいでたちなのです。なるべく目線を合わせないようにしないといけない。にしても「ちちんぷいぷい」の影響力は凄い。「東急ハンズ」のお風呂グッズ売り場がおばちゃん達によって「黒門市場」に見えた。

 恒例の言い訳をしてみよう。「9月の仕事総ざらい」を書こうとしたら、秋の仕事のピークが来てしまった。そんなこんなで気がつくともう10月の後半・・・・・。9月どころの話しでは無くなってしまった。ピークの要因はミナミホイール(毎年秋に大阪・心斎橋で行われる約300バンドが出演するイベント)の日程が毎年10月3週目だったのが、今年は1周目にきてしまったこと。自分の仕事スケジュールを10月後半を避けて、上旬に集中させていたら見事にかぶってしまった・・・。自分以外も人のやりくりが大変。この年になって「カプセル怪獣やドラえもんが居ればなぁ・・・・」と、勝手に口が動いていたのが先週までの話し。

 そんなこんなで「秋の総ざらい」。

 オレンジレンジの関西近郊ツアーがあった。京都、神戸、滋賀、奈良の4本。これは「音泉の僕」では無く、「サウウドクリエーターの僕」として今回のツアーから携わらせて頂いた。実は、ちょっと縁があって大阪の初ライブ(バナナH)を偶然見てたり、サマソニにモッズさんが出た時に出番が前だったり、沖縄にCoccoちゃんのイベント見に行ったら一緒に出ていたり・・・ライブを見る機会が偶然多かった。常々僕は「アーティストをとりまく環境の色んなスピードが一致する」ことが理想だと思っています。「色んな」ものとは、「アーティスト自体のライブや創作活動の力量」、「まわりのプロダクツスタッフの充実」、「セールス」などなど。どれかひとつだけ突出したり、遅れたりするとズレが起こってきて修正が大変になるのです。でもこれはあくまで理想で、殆どのバヤイこれがなかなか同じスピードで一致しない。そこの調整が大変。レンジの場合は(ここからは主観)「セールス」が突出し過ぎた感がありました。キャリア数年の若いバンドが数百万枚ものセールスを叩き出したらそりゃもう大変だと想像します。数百万人の期待に応えないといけない。そのセールスを維持しないといけない。売れれば売れるほど「誤解」や「偏見」も当然多くなって、そこで雑音が増えるとアーティストは苦しまなければならない。自分達のやりたいことと、求められることのバランスをとるのは本当に大変だと思うのですね。「売れない」こともかなり大変ですが「売れすぎる」ことも大変だと思うのです。でも実際の彼らは、もがきながらもちゃんと万人が納得するようなステージをやっていたように思います。親子連れの方にも楽しめる内容であることは確かだし、38歳のおっさん(僕)が「グッ」とくる瞬間も確かにあった。自分達がナニを伝えたいかも明確であった。おこがましいけれで、キャリア数年だからもう少し経験が必要なところも確かにある。けれでトータルで見れば胸をはれるツアーであったんじゃないかと。一番ポイントだったのは、大阪ドームで3万人相手に(何日も)充分やれるセールスなのに、わざわざ地方を細かくまわって2000人前後の会館をまわっていること。ビジネスで考えると明らかに効率が悪い。だけど敢えてそれをやっていることが、向こう10年を考えると絶対的なプラスになると思います。「3万人対5人」よりも「2千人対5人」の方がお客さんには伝わる。キャパが小さい方がアーティスト息遣いが聞こえるし、ごまかしも効かない。そこでアーティストは肌で「ライブ感」がついてくるのです。僕の勝手な印象で沖縄のアーティストの皆さんには共通項がある。一言で言うと「純粋」。歴代幾つかのアーティストの方とご一緒させて頂いて、ジャンルはどうあれそこは一致するんですね。純粋だから作為が全く無い。そこがステキ。そこが好きです。レンジはこれからが楽しみです。これ以上「売る」ことには役に立たない自信はありますが「継続」することには何かお役に立てるかもしれない。

 木村カエラちゃんも京都、神戸でライブがあった。これは、更に小さくて300~400人のライブハウスサーキットツアー。カエラちゃんも軽くこの十倍は動員出来る力はありながら、敢えて小さく地方をまわっていることがステキだった。ライブ初めてまだ2年にも満たないキャリアで、来年以降大きなキャパに挑むことを考えると、非常に意味があったと思えます。でも、この仕事はホント不思議。ビジネスで考えると普通考えれない「効率」や「採算」の悪いことを敢えてやる、やらなければならないところが多分にあるのは世間一般的な仕事で言うと有り得ないと思うのです。それは、「人が全てやってる」ということと「長続きさせる」為にはやらねばならないのです。売れなくなったら使い捨てじゃないから。そこが、感情を持たない「商品」を売る商売と違うところ。ビジネスとしては最悪の部類かもしれないけれど、そこが一番オモシロイ。逆にこういった活動を「意味がある」ことにしなければいけないのは、僕らの役目だったりするので、それはプレッシャーであり「やりがい」なのかもしれません。カエラちゃんも、来年は更に楽しみですよ。今月出るミカバンドのアルバム最高。

 他、色々ありました。ミナミホイール中心に行けないライブも多々ありました。本当に申し訳ない気持ち。僕が行ってもライブが良くなったり、悪くなったり当然のこと、全く120%関係無いのですが、見て自分が気付くことがあるとイベントやら宣伝やら次に活かせるかもしれない。そう思うと全部見たい。見てない時にステキなことがあると貧乏性なので凄くクヤシイ。畠山美由紀ちゃん、オトナモードさん、スパルタさん、Polarisさん、daimasの日記スペシャルさん、アナタキコウ藤井君、時雨さん、椿屋さん、ARROWSさん、他ミナミホイールでお会いできなかった皆さん・・・・本当申し訳ありませんでした。「秋の総ざらい」は結局、懺悔で〆たいと思います。

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