Tシャツのはなし~日報
暖かくなって、ライブ会場にTシャツを着たお客さんが多くなってきた。Tシャツはもちろん好みのバンドのそれであったり、参加したイベントTシャツだったり。所謂その日のライブで着ていく「勝負T」ですね。お客さん側の自己主張。
着ているTシャツを見てその人の趣向が解るので、色々見るのが僕は結構好き。「あっ!この人同じ趣味や。」とか思って、他人なんですけど着てるTシャツで他人じゃ無い気がしてくる。危うく声かけそうに、なったりはしませんけど。フジロックなら声かけてもナンパにならない空気があるので、出来ちゃうかも。
去年ライジングサンに行った帰り、空港行きの電車に乗ろうとしたら、同じ趣きであろう人がホームに数十人居て、1/3ぐらいの人がフィッシュマンズのTシャツを着ていた。かくいう僕もその1人だったんですけど、嬉しいのが少し、駅のホームなので恥ずかしいのが大半。あれは、微妙でした。そないに「Im FISH!」って文字、みんなで胸にかざさんでも・・・。知らない人が見たら宗教であります。フィッシュマンズ好きな人はシャイな人が多い(想像)のでみんな下向いてました。
ライブハウスでツアーバンドがTシャツ売ってますけど、いい演奏したら買ってあげてくれると嬉しいです。そのお金持ってバンドは次の土地に行けるから。聞いた話しだと欧米の人はそれが解っていて、パブ(ライブハウス)に飲みに行って演奏を気に入ったら物販買ってあげるんですって。そのお金がバンドをどう支える仕組みになってるかを、お客さんも解ってるらしい。その代わりチケット代が安い(飲み代だけ?)んでしょうけどね。日本の場合、チケット代があるのでなかなか見る方もそこまでお金まわりませんけど。物販がバンドを救うのは確かなのです。特に小さいライブハウスまわってるバンドのは、「ライブが良くて」「Tシャツが良いデザインで」「お金に余裕がある」、この3拍子揃ったら迷わず買ってあげてください。
本日昼間は、peridotsのプロモーション。新譜が出るのと7月7日のライブ告知のお願い・・・に行こうとしたらラジオから曲が流れてきた。うれじぃ。聞くと、リクエストが結構来てるらしいのですが、CD発売なってないのでリクエストされる曲が1曲に統一されてないそうなのです。peridotsを好きになる→曲聴きたいけどCDが買えない→聴きたい曲をリクエストする。この自然な流れが美しいなぁ・・・と今更思うのです。ラジオが持つ素晴らしき自然な流れがあって、いい話しだなぁ、と。当たり前の話し?でも、最近忘れてました、この感覚。
ほぼ同時に“はんなりオルタナ”ポップショコラの、「カワイイ顔してドラムがオトコマエ」の夏子さんがプロモーションに来ていたので少し立ち会わせて頂く。しゃべりも「はんなり」してます。京都弁で国語の先生が喋ってるみたい。一言で言うと「ゆるい」んですけど。と、あなどっていたらめっちゃタイトでオトコマエなドラムたたきはるんです、この人。ライブが5月20日にせまってきたので土曜だし、是非たくさんの人に見て貰いたい気持ちいっぱい。場所は「はんなり」とは、ほど遠い土地柄ですが「オルタナ」なのでご勘弁、みんな大好き十三ファンダンゴです。
そして、夜はSIONさんと森重さんのライブに行く。正直、予想以上に良かったです。予想がどれくらいかは、置いといて。森重さんのSIONさんに対する「愛」が感じられた。
約50分づつおのおのアコースティックセットでライブをやる構成。今日一番キタのはSIONさんが20年来歌ってる「ガード下」って曲。バンドじゃ無いのに迫力が凄い。SIONもギリギリでやってます、常に。夏は、個人的に日本最強だと思っているバンドMOGAMIの皆さんと一緒にまたツアーがあります。大阪は8/8BIG CAT。
打上げは昨日の反省から、焼酎をボトルで。しかし、良く飲みはるなぁ・・・・今日も。僕の統計では40歳代のミュージシャンの人が一番飲みます。なんでか?色々考えたんですけど、体育会系の世代なので若い頃に先輩ミュージシャンから飲まされたなごりか、ロック=酒の世代の美学なのか、単に酔っ払いなのか、それとも寂しがり屋が多い世代なのか、ホテルでシラフで1人で寝れんのか?良くわからんです。どーでもいい話しですけど。打上げの会計が想定範囲で良かった。とても良かった!こっちはどーでも良くない。
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