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2005年11月30日 (水)

フィッシュマンズその3

いや、やっと27日のライブレポします。
 まず前の日に大阪入りした時に今回のメンバーの皆さんの怱々たる顔を見て「なんじゃこのスーパーバンドは!」と今更ながら嬉しくなりました。普段個々にご一緒することは多いのですが、一同に会すと・・そう盆と正月がいっぺんに来たような・・いや違う。そう!馬場と猪木と鶴田と藤波がタッグでぶつかる感じ!!なんにせよオールスターなのでした。
 ちなみにメンバーのおさらいを。まずドラムは欣ちゃん(現スカパラ)ベース譲君(現Polaris)の純正フィッシュマンズの二人
にギターがダーツ関口さんと小暮晋也君(ヒックスビル)、キーボードが沖さん(スカパラ)、キーボード&バイオリンにHONZI、パーカッションにASA-CHANG(ロングシーズンのみ参加)のバックメンバーの皆さんにボーカルが、原田郁子さん(クラムボン)、pod(MODERN DOGというタイのバンド)、蔡君(bonobos)、pokopenさん(さかな)、UA、ハナレグミ永積君、山崎まさよしさん。以上の豪華メンバー。ね、馬場猪木級でしょ。
 当日、お客さんは初めて見るであろう若い方と遠方から来た人も結構いてはる感じ。復刻「I`m FISH!」Tシャツと今回のツアーTも順調な売れ行き。

 そしていよいよ本編が始まる。
1曲目は「Go Go Round This World」ボーカルは欣ちゃん自ら。この曲はフィッシュマンズのライブが飛躍的に良くなるきっかけになった曲のような気がします。アレンジも良かった。
そして2曲目から原田郁子さんが3曲。ライジングサンでも披露してくれた「Weather Report」から。凄く自然体で、そのふわふわした感じが佐藤君とリンクします。力入って無いのに説得力抜群!みたいな。気持ち良さそう。見てる方ももちろん既に気持ち良さ絶頂。

 お次はpod君。ビジュアルはCORNERの磯部君(元ハスキン)に似ている。そんなことはどうでもいい。日本語話せないのに歌詞はほぼ完璧!そこにフィッシュマンズへの愛を感じた。国境を越えていた。ナイスチョイスな「BABY BLUE」他3曲。

 2Fの後ろで見ていたら、前でやたら踊っているネエちゃんが居る。服が個性的でノリノリ。その内スタッフに呼ばれて裏に消えていった。UAだった。そうこの日のボーカリストの人は自分の出番以外は皆2Fの後ろでずっと見ていたのです。出演者の人も心底楽しんでいるのが解る。ライブが良くならない筈が無い!

 次は地元大阪の蔡君。聞くと顔の骨格が佐藤君と似ているそうな。どうりで声質が似るわけですね。蔡君「感謝」他全3曲。フィッシュマンズの中でもダンスチューン(?)の3曲を任されて、盛り上げてくれました。ひょっとするとボノボはフィッシュマンズを好きな人からするとしこりが残るかもしれない。声中心にかぶるとこあるので。僕も最初見た時そう思った。でも、今のボノボは自分達の音を間違いなく出してます。リフものの曲も多いし。そしてこの日の蔡君の潔良いライブは全く、しこりが残らないものだった。良かった。普段はギター持ってるので、慣れないハンドマイクで手持ち無沙汰なのか変な踊りが微笑ましかったです。

 そしてpokopenさん。pokopenさんは誰にも内緒で詩を用意して、朗読してくれた。それはフィッシュマンズに対する愛と、今このライブに参加させてもらっている幸せと感謝と・・・もう最高の詩でした。ここでまず普通の人は「1(ワン)泣き」。意外にも感傷的では無かった客席が、「笑い泣き」に変わった瞬間。pokopenさんは普段ギターがメチャクチャすてき。この日も弾いてくれたけど、ボーカルに徹して3曲披露してくれました。アーティストは皆、個性的だけどホントpokopenさんはそれが著しい。皆さん是非「さかな」もよろしくです。ライブも凄いよ。

 ほいで次にUAが3曲。ライジングでもそうだったんですけど・・・他の方に申し訳ないですが、個人的にはベストアクト。ボーカルが半端じゃない!リスペクトと実力が合間見合って、カバーを越えた感じ。歌詞も半端じゃなく伝わってくる。ここ数年のUAはホント凄い。「頼りない天使」で普通の人は「2(ツ―)泣き」。

 そしてナガヅミ君。本編後半のこの3曲はフィッシュマンズを象徴する肝になる3曲。「好き」の反面プレッシャーもあったんだろうなぁ・・・と思いながらこれがばっちり。ナイトクルージングであんなにお客さんが一つになったのはフィッシュマンズ至上初めてなんじゃないかな?これもカバーを超えてました。「いかれたbaby」でまたまた「3(さん)泣き」。
 ついに本編ラスト、1曲45分に及ぶ「LONG SEASON」。ボーカルは山崎君。フィッシュマンズとはレーベルメイトではありながら、はたから見ると音楽的には少し距離がある気がして、それもフィッシュマンズを一番象徴する「LONG SEASON」をやると聞いた時は正直違和感があったのですが・・・。いやしかし実際には最高でした。はまりました。ここまで出来るキャパシティが凄いっす。次の日大阪城ホールでコンサートなのに。一番プレッシャーがかかる曲をやって頂けました。参りました。
 この曲の中でASA-CHANGが登場。欣ちゃんと二人のコラボは圧巻。尋常じゃないいかけあいを聞かせてくれたのでした。

 そしてアンコール。
 全員揃って「チャンス」で締め!初期の佐藤君が斜めにすかした感じが良く出ているユーモアにも溢れる曲。お客さんも大合唱。フィッシュマンズで合唱も過去に見たことが無い。そゆのから遠いバンドだったんですけど、なんか嬉しい。愛がある。ここで「4(ヨン)泣き」。
フィッシュマンズの曲は、でも全てがせつない。キュンと来るなぁ。
 終わってしまった。しかしお客さんが帰らない。もうとっくに10時を過ぎている。時間と共に1/4ぐらいのお客さんが帰った。もう無いかなぁと思ったら、奇跡のダブルアンコール!もうやる曲無いのに。
 欣ちゃん中心に全員が本当に楽しそうだ。この幸せな時間がお客さんだけじゃなくてステージ上の皆も終わりたく無かったのか。デビュー曲の「ひこうき」を予定に無かったからアカペラで。ここで5泣き目。
 そして本当の最後にもう一度「いかれたbaby」。僕はこの曲に本当やられる。歌詞もメロディーも全て。こんな「バラード」(ダサッ!)はまず無い。自分の棺桶に持って行きたい1曲です。
 曲が終わっても欣ちゃんが締めれない・・・もう感極まって「来年夏に野外で会おう!」と超フライング発言。大歓迎です!

 ということで実に4時間10分に及びながら、全く長さを感じなかったライブは終了。最近2時間ライブを立ってみると腰がやられるのにこの日はOK。
 欣ちゃんのドラムと譲君のベースとZAKさんのPAがあれば、もうそれでフィッシュマンズはOK!充分!と思いながら、この日のような素晴らしいサポートの人達が入ると、やっぱ増幅して凄い。バンドが前に進む感じ。こんなこと普通有り得ない!
 ボーカルの皆さんが敬意を払いながらも「自分の曲」として説得力つけて歌う・・・そこにバンドが乗っかると曲がまたどんどん育つ。欣ちゃんも打上げで「ここ、もっとこうしたい、とか演奏していて思うんだよね。」と言ってましたし。
 悲しいかな新曲はもう出来ないけれど、佐藤君が残した名曲の数々は、意志を組んでまだまだ成長しそうです。
 この日見た人も、見れなかった人も、是非フィッシュマンズ育てて欲しいなぁ、と思います。
人に教えるのも嬉しいし、ずっと聴いてもらえるだけでも充分かも。そうやって、僕らが支持し続けて、欣ちゃんと譲君に届いたら、またずっとフィッシュマンズは続く気がします。
これからも
「ザ・フィッシュマぁンズッ!!どうぞヨロシク!」(佐藤伸治調で)

11月27日なんばHatch <曲順>
1.Go Go Round This World
→Vo 茂木欣一
2.Weather Report
3.いい言葉ちょうだい
4.エヴリディ・エヴリナイト
→以上、原田郁子さん
5.BABY BLUE
6.なんてったの
7.Smilin Days Summer Holiday
→以上、podさん
8.忘れちゃうひととき
9.MELODY
10.感謝(驚)
→蔡君
11.むらさきの空から
12.あの娘が眠っている
13.JUST THING
→pokopenさん
14.WALKING IN THE RHYTHM
15.新しい人
16.頼りない天使
→UA
17.MAGIC LOVE
18.いかれたBaby
19.ナイトクルージング
→ナガヅミタカシさん
20.LONG SEASON
→山崎まさよしさん、ASA-CHANG(パーカッション)

EN
チャンス
EN2
ひこうき
いかれたBaby

*この模様は12月31日の深夜FM802「REAL-EYES 802」(25:00~27:00)で一部放送予定です。
*このツアーが映画にもなります。来春公開予定。

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