2011年12月30日 (金)

ひとりオトダマ/通天閣劇場公演に関するご報告

 それは今年の9月「ロックロックこんにちは!」の前日のこと。翌日出演を控えた奥田民生さんの口から発せられました。

「厳島神社のリハ兼ねて、救済ライブやったろか?」

 折りしも前週、音泉の夏イベント「OTODAMA'11」が台風の影響で開催中止になって心なしか凹んでたかもしれない僕に、そんな言葉をかけてくれたのです。

 おそらく、いや確かに凹んでましたけど、表向きはそんなこと微塵も出さずに振舞っていたつもりなのになぁ。。。なんならネタのひとつにでもしちゃってたくらい。そこを思い図っての神のお言葉ながら

 「いや、それは申し訳ないです。お気持ちだけで充分です」

 と、当初はお断りしました。いや、そんなの、僕らごときには申し訳なさ過ぎると言いますか、世間様からバチが当たると言いますか、奥田さんファン、音楽ファンの方に怒られると言いますか、何にせよ「勘弁してください」と思ったのです。

 しかし民生さんは翌月に、地元広島は宮島・厳島神社という世界遺産での弾き語りライブが決定していて、そのリハ(ご本人曰く「練習」)でやったるのでアルと。

 以前、広島市民球場で3万人相手に世紀の弾き語りを敢行された時も、事前に沖縄等で同じように「練習」されていました。(この「練習」という言い回しがいかにも民生さんらしい・笑)

 しかも過密なスケジュールの中、厳島前に空いてる日が10月11日しか無いとのことで。1ヵ月後って!全く時間ノシ!

 いやしかし、そこまで言って頂けるなら「救済」はともかく「良い練習場所」を提案しなければ音泉の名が廃(すた)る、ってもんで(既に廃りまくってますけど)、いや~探しに探しました。廃校、お寺、蔵etc・・・普通の場所でやってもオモシロくないのと、そもそも1ヵ月後普通のライブできるとこは空いてないのもあり。いろんな候補が上がったのですが、ふと以前大西ユカリさんのライブを見に行った「通天閣劇場」が浮かびました。その名の通り通天閣の真下、ほぼメジャーなコンサートは行なわれていない穴場的な。雰囲気も大きさも何かとジャスト。

 画してここに“OTODAMA救済&厳島神社公開リハーサル”と銘打って「奥田民生~ひとりオトダマ~」開催が決定したのでした。

 

 当日の詳細はさておき、、、、民生さんがMCで冗談交じりに「今日はOTODAMA中止の救済ってことなんですが、世間にはもっと困ってる人が居るんじゃないかと思いつつ(笑)・・・・」

 いや、もう確かにおっしゃる通り、全くもってそう思います。だから「お気持ち」は有り難く受け取りつつ、もしも利益が出たならば僕らが頂く訳にはいかないなぁ、とこの日も思った訳です。

 神戸の震災の時、民生さんは同年夏にメリケンパークで行なわれた泉谷しげるさん主催の復興イベントに出演したり、半壊した神戸国際会館に向こう何年もグッズ売上げの一部を寄付されたり、某ライブハウスにお金を送ろうとしたり、、、、表向きにはうたわずとも、何かで様々な「気持ち」を送ってらっしゃいました。それを目の当たりにしていたので、僕らは今回もそんな使い方が出来れば良いのではないかと。

 「ジャンピング乾杯Tシャツ」(詳しくはこちら→http://www.shimizuonsen.com/otodama/11/)もそうでしたが「アーティストさんや音楽好きな方から頂いた(お預かりした)お金は、音楽好きな方の為に役立てたい」と思い、東北のとある(残念な)イベンターさんに「仙台マカナが被災してかなりの借金背負いながら意地で移転して営業を再開している」話しを聞きました。ライブハウス一件作るのって、機材やら防音工事やらとてつもないお金がかかります。

 「ジャンピング乾杯T」同様、ライブで笑顔が取り戻せて、皆さんが、僕らが支持するアーティストがライブで東北に元気を運ぶことができるならば、正解は分かりませんが間違った使途にはならないのではないかと思い。

 先だって民生さん関西ツアー中にマネージメントの方、ご本人にこの旨お伝えして、承諾を頂いて、今回の利益をお送りさせて頂くことにしました。併せて音泉各ライブ会場で募金箱に頂けた善意も一緒に今回お送りさせて頂くことにしましたのでご報告させて頂きます。

・奥田民生「ひとりオトダマ」 純利益¥372205

・各ライブ会場にて承った募金(勝手ながら詳細割愛させて頂きます) ¥24462

 上記金額を12月26日付で仙台マカナさんに皆様に成り代りまして送金させて頂きました。

 チケットお買い上げ頂いた方、募金頂いた方、SMAさん、そして奥田民生さん、本当に有難うございました。

 

                                  清水音泉 代表/ 清水 裕 

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2009年11月 2日 (月)

ミナミホイール

 大阪の秋の祭典、ミナミホイールが終わった。

 思うところ、聴いた音楽、感じたこと、いろいろありますが・・・・ともかく自分的ベスト3アクト。

ザ・ビートモーターズ→http://www.thebeatmotors.com/

HaKU→ http://www.haku-music.com/

EG→http://www.parco-play.com/eg/

 HaKU(ハク)は大阪の4人組ダンスロックバンド、デジタルじゃなくてアナログ(生)でやってるのがミソ。カッコエーです。めちゃくちゃ気持ちエーです。演奏がハマると気持ちイ過ぎて「もぉ、どうにでもして~」の境地。

 EG君はエレキ弾き語り。超絶に歌がウマイです。曲がPOPなようで複雑、難解ながらとてもPOPなのがミソ。バンドでやって欲しいです。ちょっと小ぎれいになってましたが、分類すると汚いです。ミナホで生まれてはじめて手拍子貰えて「感無量」だったみたい。

 そして、そんなEG君も絶賛のビートモーターズ。最近、思うのが僕らレベルが「まぁ良かったですね」「ちょっといーライブだったなぁ」という感じだと、お金払うお客さんはとーっても厳しいのでチケットは売れないのダ。僕らレベル(エラソじゃなく低層ですよ)が「なんじゃこりゃー!!!」っていうくらいのライブじゃないとお客さんは動かないのだと。そんな意味で、今回のザ・ビートモーターズは「なんじゃこりゃ!!!」でした。演奏が、ウンマイ、ヘタなんかもはやどぉでもいい、「伝わる」か「伝わんない」かで言うと圧倒に何かが「伝わり」ます。そしてボーカル秋葉君の狂気&抱腹パフォーマンスは僕の「ドツボ」、これは見ないと分かんないかなぁ・・・狂ってるんだけどカワイーの。まだまだライブ見たくて久々にアンコールの手拍子マジでしてしまいました。

 3組ともジャンルバラバラですが、、、それぞれにヒカルものあります。

 

 以下、バンド以外のミナホ発見。

 アメ村の洋食「ニューライト」はラーメンを付けないセットが丁度良い。

 三角公園前のアイスドッグは\300で小さいが、も少しミナミに行くと\400でアイス揚げパン(?)があってそっちは「もう食えません」ってくらいおっきい。

 ニューライト→揚げパンアイスは40歳には胸ヤケ必至である。

 小川亭のマスターが鰻谷でBarを開いていた。

 やはりオールナイトは人がおかしくなる時間帯にかかると盛り上がる。

 うろうろしてると、1日に4回も5回もchaqq(バンドね)に会った。

 すれ違う、関係者の人と会釈はするものの名前覚えてる率50%だったように思う。

 大阪にはやはりラーメン文化は無い。

 まだ見ぬ強豪「神聖こまっちゃん」は見たら好きになりそうで見なかった。

 自分達が「関係者」なのにいつもオトダマで「関係者受付」をしてくれる、スペシャのT田ちゃんと、FライングPストマンPレスのI藤ちゃんに「このブログでアタシ達を載せろ!」と脅迫される。

 ミナホ発起人、802のKOGAさんを一度も見なかった。

 以上です、

来年はもっとちゃんとレポート出来ますように(祈・詫)

 

 

 

 

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2009年11月 1日 (日)

大晦日は地場産業フェスティバル!

 突然ですが、大晦日にイベントやることにしました!

名付けて、

「地場産業フェスティバル ~謹賀魂~ 

略して

「KINDAMA」

です!!!

「T」じゃないよ、「D」ですよ。

 構想3年(くらい)!3年に渡って何故今までやんなかったかと言いますと・・・

大晦日の会場をいつも押さえ忘れてたのでした。気が付くと埋まってるんです。みんなせっかちなんです。

 しかし今年こそは「やりたい」と思いまして、3回しくったら流石に僕も学習しまして、Hatchさんから何とか日程頂きました。

 そもそも、過去に大晦日は僕ら殆どイベントやってなくてですね。家で「こたつに紅白」も、こんな仕事してては寂しいですし。大晦日にやってる「人ん家のイベント」に自分達の担当バンドのライブ見に行ってもですね、ライブ自体は見てて楽しいんですが、正直マインド的にはアがんないのです。

 これはやっぱ「自分達でやらなアカン!」と(よせばいいのに)思ってしまい、考えたタイトルが「地場産業フェスティバル」。「関西人による、関西のバンドだけの、関西人のためのイベント」。(とはいえ、「関西のバンド」は「出身」とか「住んでた」とかゆかりのある人含みます。お客さんも関西圏以外から大歓迎ですので)

 「餅は餅屋理論」で、やっぱ自分達でやらなオモロないんです。

 しかし日程、会場等発表しましたが、気になる出演者の皆様は絶賛お願い中であります。(おそっ!)

 ここ一週間で頑張ります。チケット発売までにはある程度発表したいと思います。

 とりあえず、今お伝え出来ることはそんなとこなんですが。東京の「あのバンド」や「あのアーティスト」は出ませんので、そっち方面の期待は無しでお願いしますね。それ以外もあんまり期待しないで・・・巷のちゃんとしたカウントダウンイベントとは比べないでください。僕らそんな大それたこと到底出来ませんし・・・ただ、一回とことん「関西」に拘ってやってみたいと思います。大晦日、ゼヒ僕らと一緒に遊んで頂ける方は・・・、いや、遊んでください!!!(平身低頭)

よろしくお願いします!

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2009年10月 5日 (月)

MONGOL800、初のフェス

 MONGOL800主催のフェスが沖縄で開催された。詳しい詳細はコチラで→http://www.www800.asia/index.html

 島民100万人の島でナント驚くべき、1万人越えの集客。この数字が一体どれだけスゴイかと言うと、例えば大阪で比較するならば府の人口が800万人強なので単純に8万人!京阪神を併せると20万人規模に値するのであります!以前沖縄の人に「幾ら人気のあるアーティストでも沖縄で1万人はとても集客できない」と聞いてもいたので「これはナニかが起こっている」と思いモンパチ担当の男湯と二人、この世で一番嫌いな飛行機に乗って開催前日沖縄に向かう。着いたら、まだ「夏」だった。陽射しは熱く30度、しかし夕方以降は風も吹き、過ごし易い。10月の沖縄、イイじゃないですか!

 レンタカーを借り、島の真ん中やや南、読谷(よみたん)へ夕方到着。さとうびき畑と海に挟まれた会場は、そのロケーションだけで「これは良いイベントにならない筈はない」と予感させてくれるには充分の場所だった。丁度、モンパチがリハ中、音量もバッチリ!夕陽もバッチリ!主催のPMエージェンシーの皆さんに挨拶。聞けばこの後、出演者の皆さんが全員揃うので近くのテラスで「Welcom Party」を行うとのこと。便乗、同席させて頂く。みんなでBBQ・・・といってもこのタタ者でない顔ぶれが揃うと、改めて凄い!横と縦、双方の幅が実に広いのです。小田さん、古謝さんにホルモン、DOBERMAN、LIP SLYME、JUJU、ジッタリン・ジン、サンボetc・・・ここだけ見ると「なんのイベントだぁ、こりゃ???」というモノなんですが、モンパチ3人の人徳と好奇心と結成11年目のキャパシティがこの奇跡的な光景に現れてると思います。皆さんが挨拶していって、歓談して・・・実に雰囲気がいい!この時点で明日の成功は、半分以上は確信出来ました。あとは天気くらい?

 翌日お昼14:30、サンボマスターからスタート!オールナイト公演なので開演もこれくらいの時間。曇りで過ごし易く、天気予報は夜半から雨だけど、この時点では絶好に近いお天気。アタマからサンボって、いきなりトップギアですが・・・ドアタマから泣かされかけ(ビジョンであの顔がアップになってくれるおかげで泣かずに澄んだ)、ナニすんだよぉ~山口君。いきなり、早くも会場がひとつになってしまいました、ひとつにしてしまいました。あっぱれな3人でした。やっぱサンボ好きですわ、僕。

 その後、ジッタリン・ジン、ホルモン、DOBERMAN、ドラゴン、山嵐・・・濃い過ぎ!前半は、若者向け中心なんだろーけど。誰やぁ!こんなスケジュール組んだ3人わぁ!サイコーやないかぁ!!

 そして前半戦の最後が圧巻の声、小田さん。モンパチとのコラボも2曲やったりして。。。もう、なんなんだろ、このイベントは・・・バイ、ヤバ過ぎる!!!

 出演者の皆さんが、口々にモンパチがいかにステキか、そしてここに来れて嬉しいとMCをする。そして、その気持ちを演奏で返す。他のアーティスト主催のフェスにも当てはまりますが、この相対関係がある以上、必ずライブは良くなるし、イベントに芯が出来て全体の雰囲気も良くなる。そしてこの沖縄独特のロケーションも手伝い、人がやたら陽気で、おかしくなる(笑)「オールナイト」イベントだったりするのも手伝い。条件が揃い過ぎてて、輪を何十にもかけて良いフェスになっていってます。余談ながら、飲食テントでアイス買おうとしたら「(原料のミルクを)ヤギにしますか?ウシにしますか?」と聞かれたり、「ヤギ汁」があったり、そっちはそっちで「ならでわ」(笑)

 良い意味での「異様な雰囲気の中」、主催でありこの日のトリ、モンパチの演奏が始まったのは夜中、AM2:40。なんと言っていいか、やはり何かが違うライブ。沖縄の人が大半の客席と、沖縄が生んだロックバンドMONGOL800、島はじまって以来の大規模ロックフェス・・・この日の10何時間だけでは語れないナニかがあるのは、県外から来た自分にも分かる。「あなたに」や「小さな恋のうた」、「face to face」など曲の持つシンプルな心地よさと、どれも力の籠もった感情を揺さぶられる演奏、ちょっと尋常じゃない。しかし中でも、中盤に演奏された「琉球愛歌」が個人的に(客観的にも?)ピークだったと思います。過去それは何度も痛感させられたやっぱりこの島は、底抜けの「明るさ」と同時に、どうしようもない「せつなさ」を併せ持っている、感情ゆさぶられる名演でした。

 心配された雨がアンコールに降ってきた、そこはLIP SLYMEの飛び入りもあり「底抜けの明るさ」で突破!最高にハッピーなエンディング。雨足が強くなって朝までのDJが短縮されたものの、個人的にはここ何年かで見たフェスで一番良かったかも。

 沖縄で生まれ育った人は、どうしても「背負うもの」「背負わされるもの」「背負わないといけないもの」がある気がします。重くて降ろしてもいいのに、僕の知る沖縄の人は、みんな降ろしてないような気がします。そしてその反動なのか、みんな底抜けに明るいのです。過去を吹き飛ばすかのような明るさで、まわりに気遣いをさせないよう振る舞います。

 ご当地で開催する「アーティスト主催」のフェスを色々見ましたが、個人的な話し、他にない「せつない」感情を覚えたのはこの日だけでした。繰り返しますが、あくまで"超"個人的な話しね。この感覚以前もどっかで感じたと思ったら、民生さんが一人で演奏した広島市民球場。沖縄と広島は個人的にも縁のある、ゆかりの地であり、そこで生まれ育った人が「背負うもの」が二つの土地には共通してある気がします。

 あくる日、アホなことしか「しない、言わない、聞かない」3ナイの男湯が、帰りの飛行機の時間まで「ひめゆりの塔」に行くと言う。以前行ったことある僕は、疲れピークだし一緒に行って車で寝てよう、と思ってたのですが・・・人間忘れる生きモノで、特に最近極度に忘れっぽい自分なんかは、再訪してとても良かったのでした。昨日の会場の辺りは、昭和20年米軍が上陸した地域でもあるらしい。単なる偶然かもしれないけど、僕は意味ある「縁」だと思いました。昨日のフェスが来年以降も沖縄の人に愛されて、続きますように。

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2009年9月25日 (金)

夏の回想~山中湖編~

 夏場、OTODAMAブログに必死だったので、こっちで書きたかったことを書いてみるの巻。

■FISHMANS+UA

 SWEET LOVE SHOWER/山中湖まで、ほぼ"一点買い"で見に行く。次いつ見れるか分かりませんからね。山中湖は、てっきり新幹線で静岡からチョイチョイで着くかと思ったら、全く遠いことに気付いて東京に前ノリ。朝7時に渋谷を出て電車を乗り継ぎ、現地に着いたのがそれでも11時!う~ん、結構遠いっす。1番目のフラカンにギリ間に合う。ちょっとアウェイ感のあるところで見るフラカンは久々ながらも、全く不安のないライブに安心。関西だと、いつも「ホーム」な感じがするので、このシチュエーションで見れて良かった。往路最後でバスを回避、大人の裏技「タクシー」乗った甲斐がありました。

 しかし山中湖は気持ちイイ!ステージのバックに富士山がモロに見えて、都内よりも2~3度気温も低いような。何より空気がカラッとしてる。全国でも屈指のシチュエーションではないかと思い、会う人会う人に「いや~、最高の場所ですね!」って言いまくってたら、どうも反応が良くない。おかしいなぁと思って親しいスペシャの人に聞くと、こんなに晴れたのはじめてに近いとのこと。今まで富士山もほぼ見えない、そして山沿いなので雨にたたられてたそうで・・・。すません、ちょっとはしゃぎ過ぎました。誰かがステージで「これがホントのフジロックだぁ」と言ってましたがアル意味納得。いや、でも、ホント気持ち良かったのと湖畔のゆるさが抜群でした。東京から4時間かけて来た甲斐がありました。このシチュエーションなら関西からも行く価値アリだと大いに思います。そして、ココでやろうと決断したスペシャの人は尊敬に値しますです。この立地だと、まず僕らの感覚でいくとリスクが先に頭をよぎってヒヨります。そこを現地の快適さと、内容でカバーしてるのが素晴らしいと思います。まわりにホテルが幾つもあるのに地元の理解があって音量規制も無いんですって。OTODAMAこんなとこで出来たら最高なのにぃ。

 その後はユニコーン見て(この日は短くて時間的にちょっとモノ足りなかった)、オトダマの打合せしたり、場内散策したり、湖畔で昼寝したり、タバコのサンプル何回も貰いに行ったり、充実した時間を過ごしまして、とうとうイベントも最後にさしせまるとこでFISHMANS+UA。

 サウンドチェックの時点で、キンちゃんユズル君ZAKさんの「ドラム、ベース、PA」3点が既にヤバい。チェックで死ぬほど気持ちいいバンドなんて他でまず無いと思います。演奏始まったら気持ちよくて果ててしまうかも。バンドはギター小暮さん、KEYがナント初代メンバーハカセのシンプルな編成。これがまた良かった。ハカセの鍵盤がまたフィッシュマンズで聴けるとは・・・20代の青春蘇りーの。今回は、その名の通りFISHMANSとUAちゃんが、フラットな関係でUAちゃんの曲もやって、またまたそれがとても良かった。小暮さんのロックなギターで歌うUAちゃんも新鮮に聴こえたりして。詳しいレポートはオフィシャルからコチラ→http://www.sweetloveshower.com/report2009/2009/08/fishmansua.html

 気持ち良すぎて、体が全部持っていかれる感覚はやっぱフィッシュマンズをおいて他に無いです。また大阪でも出来る日を夢見て。

 丁度僕の前で初老のご夫婦がご覧になられていて、多分佐藤君のご両親かと思い。埋め尽くされた客席と演奏が終わっても鳴り止まない拍手とアンコールを目の当たりにされて、内心お察しする(せんでもええんですが)とこっちが泣けてきました。もうすぐ10年にもなるのに残したモノが大きいのは当たり前でも、かつ益々大きくなってきてるのが日本の音楽シーンでは非常に稀だと思います。もっと大きくなりますように、その為にキンちゃんとユズル君とハカセは、またステージで再会して欲しいと願ってやみませぬ。

 帰りはズウズウしくもFISHMANS号に便乗させて貰って東京まで。むむ、2時間で着いた。なんや~、行きの苦労は。レンタカーでも借りるのが賢かったのですね。自分にもう少し興味持つようにします。

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